R.U.S.E.研究室

戦闘指南:陸軍

陸戦

戦艦

 戦艦は砲撃戦を行うとき、敵艦を横にとらえるようにして戦いました。

 戦艦を上から見た図です。戦艦には主砲が前に2門、後ろに2門、合計4門という配置が一般的でした。
 さて、この戦艦が敵を砲撃するとき、4門すべてを使って攻撃できるのはどの方向でしょうか。

 ABCDすべての砲塔が攻撃できる方向は、横方向です。

 正面の敵を砲撃するのと横の敵を砲撃するのでは、火力が二倍も違います。そこで、戦艦は敵に対して船の横っ腹を見せて戦ったというわけです。

丁字戦法

 さて、では艦隊同士の戦いではどうするか。
 上の図が有名な「丁字戦法」です。ABCの戦艦はすべてが戦闘に参加しており、すべての砲が使える状態です。対してXYZの戦艦は、Xが前方2つの砲が使えるに過ぎません。YとZは距離があって戦闘に参加すらしていません。
 Xの戦艦がABCの戦艦から集中攻撃を受けている格好になります。

陸軍の場合

 実はR.U.S.E.でも同じような状態がしばしば起こります。

 これは戦車の図です。
 上は戦車を生産した後にまとめて、隊列を揃えて進軍させたものです。下は生産された順に逐次戦闘に投入したイメージです。
 さて、この戦いはどちらの勝利になるでしょうか。
 上の戦車はすべてが戦闘に参加しており、下の戦車は先頭の戦車しか参加していません。先頭の戦車は集中攻撃を受けており、実質的に3対1で戦っています。すぐに撃破されてしまうことでしょう。
 次に2番目の戦車が戦闘を開始します。しかし、やはり3対1です。これまた簡単に撃破されてしまいます。
 次に3番目の戦車が……という感じです。
 これでは戦車がどれだけあっても勝てません。
 同じくらいの数の戦車で戦っているのに、ほぼ一方的にやられてしまうという場合は、このような原因を探ってみるといいかもしれません。ズームすると様子がよくわかります。

地形を活用する

 強制的にこのような配置になってしまう場所があります。
 それは、橋です。橋では戦車は1両ずつしか渡ることができないので、その先に並んで待ち構えられてしまうと突破するのに大変苦労します。逆に橋のこちら側で戦車を横に並べて待ち構えていれば、少ない兵力で敵の攻撃を食い止めることができるのです。

射程を確認し、アウトレンジから撃破する

 戦いでは射程も重要です。
 相手よりも射程が長く、速度の速い戦車を持っていれば、後退しながら戦うことで無傷で敵を倒すこともできます。あまり細かいことに集中していると思わぬ奇襲を受けたりするので気をつける必要がありますが、狙えるときは狙ってみてもよいでしょう。

 射程外から攻撃することはできないので、射程に差があると一方的に攻撃を受けたり、攻撃することができます。各ユニットの射程は戦闘に大きな影響を与えるので、早めに覚える必要があります。

回転砲塔のない戦車は動かさない

 イギリスのファイアフライ、アメリカのジャクソンといった一部を除き、駆逐戦車には回転砲塔がありません。砲は車体に固定されているので、敵と戦うときは車両そのものの向きを変えて照準します。

 そのため、移動指示を出している間は、駆逐戦車は敵を攻撃することができません。逆に戦車の砲塔は回転式で車体と別に動かすことができるため、移動中も攻撃をすることができます。
 したがって、交戦中の駆逐戦車に移動指示を出すと、こちらの駆逐戦車は攻撃をせずに一方的に攻撃を受けることになります。

 これらのことは榴弾砲や突撃砲にもいえます。移動中は砲撃ができないので、移動させるときには注意しましょう。

謀略「狂気」や「電撃戦」、「恐怖」で支援

 陸上ユニットで交戦するときは、必ず謀略の狂気を使用しましょう。勝率が全然違います。移動の遅いユニットならば電撃戦、状況によっては恐怖を使用して援護するのもよいでしょう。

 ただしひとつのエリアには同時に2つの謀略のみ使用することができます。肝心なときに別の謀略がかかっていたため、狂気が使えなかった、などということは往々にして起こります。

米陸軍戦略大学校テキスト 孫子とクラウゼヴィッツ (日経ビジネス人文庫)