R.U.S.E.研究室

戦略兵器モード

 戦略兵器モードは全面戦争モードと共に追加された。

 通常の1945年モードと比べると、プロトタイプユニットなどの生産基地が変更されており、上位のユニットが生産しやすくなっている。また、補給基地からの収入が大幅に増えている。

 そして最大の特徴として、プロトタイプ基地から戦略核ユニットを生産することができる。

勝負のつかない戦略兵器モード

 いつもは生産する機械の少ない高コストユニットを思い切り使うことができる。財布を気にせず戦いたいプレイヤーには最適なモード、かと思いきや、実はそうでもない。

 戦略兵器モードは補給基地からの収入が非常に多いため、資金が余りやすい。そのため、なかなか勝負がつかない。敵の主力部隊を全滅させても、すぐに戦力が補充される。次から次へをユニットが出てくるのだ。

戦略核ユニット

 このような膠着状態を防ぐためか、戦略兵器モードでは戦略核ユニットを生産できる。キャンペーンやチャレンジの一部ステージで登場した「核搭載ロングトム」を自由に生産し、使用することができる。

 核の攻撃は強力で、着弾地点の近くにいるユニットは一撃で消滅する。ただしデメリットもあり、核搭載ユニットは撃破されると爆発を起こし、周囲の味方ユニットも巻き添えにして消滅してしまう。

 戦略核ユニットは射程こそ長いが、非装甲ユニットなので戦闘機や戦闘爆撃機に狙われると苦しい。逆に敵が核搭載ユニットを出してきたときは、積極的に狙っていくことで有利に戦うことができる。

戦いは続く

 とはいえ、核攻撃も攻撃範囲が狭く、数発撃ち込んだところで勝負が決まることはないだろう。そして豊富な資金のため、戦いはだらだらと続いていく。

 おそらく途中で飽きるだろう。

 このような理由のせいか、戦略兵器モードはまったく人気がない。ごく稀にこのモードで対戦相手を募っているプレイヤーを見かけることもあるが、やはり参加者がいないようで、ゲームが開始されることはないようである。