どちらが対空砲を出すか
空軍には対空砲の援護が欠かせない。理由は「対空砲最強論」に書いた。
2対2で戦う場合、それぞれ陸軍と空軍を分担する場合が多い。これは生産基地や同種ユニットの重複を避けることで、基地設置費用や研究費用を節約するため。
ということは、空軍担当は制空権の確保、陸軍担当は敵陸上ユニットの撃破が最優先課題と考えがちだが、ならば対空砲はどちらが出すべきだろうか。
対空砲は陸軍
結論としては、陸軍担当が対空砲を出すべきだ。
R.U.S.E.のユニットには有利不利というものがある。基本的に対空砲は一方的に戦闘機を攻撃できるし、戦闘爆撃機は一方的に戦車を攻撃できる。この有利な組み合わせで敵軍にユニットをぶつけることができれば、勝利が近づいてくる。
ここで、空軍担当が戦闘機を量産して敵と戦い、陸軍担当が戦車を量産して敵と戦った場合を考えてみよう。対空砲は生産しない。または、空軍担当が生産するものとする。
その1。敵が同様の戦法をとってきた場合。当たり前だが、有利でも不利でもない。
その2。敵が両方とも陸軍の場合。陸軍担当は窮地に陥り、空軍担当は手持ち無沙汰となる。空軍担当は戦闘機の生産を中止し、爆撃機や戦闘爆撃機による援護に切り替えなければならない。
その3。敵が両方とも空軍の場合。空軍担当は窮地に陥る。その代わり陸軍担当が楽になるかと思いきや、そんなことはない。戦闘爆撃機のや爆撃機から一方的に攻撃を受け、壊滅する可能性が高いだろう。陸軍担当は陸上ユニットの生産を中止し、何らかの方法で空軍を支援すべきだ。
その4。敵の陸空軍が相互に援護するような戦い方をしてきた場合。空軍は対空砲の妨害を受けるため戦いにくく、陸軍は戦闘爆撃機の攻撃を受けるため戦いにくい。基本的には不利になるだろう。
陸空連携作戦
陸空の連携は重要だ。
当たり前だが、陸軍が突破されれば、飛行場を破壊されて空軍も壊滅する。空軍が不利になれば、陸上ユニットを一方的に破壊される。どれだけ陸空で分担したくとも、陸軍は空軍を援護せざるを得ないし、空軍は陸軍を援護せざるを得ない。
空軍が陸軍を援護することは簡単。戦闘爆撃機と爆撃機を生産し、投入すればいい。状況によってはバンカーや陸軍担当が設置していない兵種、たとえば大砲あたりを投入して援護することもできる。
では、陸軍が空軍を援護するにはどうすればよいか。そう、対空砲しかないのだ。仮に空軍担当が空軍も対空砲も生産していたら、陸軍担当が援護できるものは何もない。両方で対空砲を生産するのは非効率だ。
空軍への比重を大きくするか、陸軍への比重を大きくするかは戦況による。だが、空軍が劣勢となったときに陸軍担当が空軍を援護するには対空砲を投入するしかない。
というわけで、対空砲は陸軍担当が生産するとよいと思う。