R.U.S.E.研究室

対空砲の正しい使い方

 対空砲には正しい使い方がある。

対空砲と戦闘機の関係

 序盤はともかく、中盤以降の対空砲はまとめて運用することが基本になる。ときどき敵航空機の襲撃を恐れて後方の広範囲に対空砲を設置するプレイヤーを見かけるが、ほとんど無意味だ。

 というのも、対空砲だけでは敵航空機はほとんど撃ち落とせない。

 敵航空機を撃墜する主役はあくまで戦闘機であり、対空砲は補助に過ぎない。特に航空機の数が多くなれば多くなるほど、対空砲は役に立たなくなる。

 戦闘機のサポートを受けられない場所に1~3ユニットの対空砲を配置したところで、敵航空機部隊に破壊されてしまうことになる。

対空砲はまとめて運用する

 対空砲も数が揃えばかなり強力な威力を発揮する。敵航空機の数が少なければ、十分に追い返したり撃ち落としたりすることが可能になる。ただし、それでも戦闘機は必ずほしい。

 対空砲を設置する場合は大量に、同じ地域に設置するようにしたい。たとえば生産基地が密集する場所や、味方の戦車部隊集結地点。つまり敵の戦闘爆撃機からの攻撃や、爆撃機の攻撃を何としても防ぎたい地域だ。

 併せて、そのエリアは味方航空機の待機場所にもなる。双方が大量の航空機を生産して睨み合っているとき、対空砲のいるエリアに誘い込むことが重要になる。

注意点

 対空砲を設置するうえで注意したいことはふたつ。

 まず、必ず森か市街地に隠すこと。隠れ場所がどうしてもないのであればやむを得ないが、平地に対空砲を並べるのはおすすめできない。格好の標的になってしまう。

 特に砲撃にはめっぽう弱く、隠れていない対空砲は目標にも指定されやすい。また、移動にも時間がかかるため万が一敵の戦車部隊が突入してきたとき、あっという間に殲滅されてしまう。森に入っていれば、少しは時間が稼げる。

 もうひとつは、対空砲それぞれの間隔は少し開けて配置すること。

 敵の空襲を受けたときや、砲撃を受けたとき、対空砲を密集させておくと大きな被害を出すことになる。間隔を開けておけば、ダメージを受けるのは1ユニットで済むというわけ。

対空砲を少数で使う

 対空砲を少数で使う場面は限られる。

 少数でも最も役に立つ場所は、自軍の飛行場周辺だ。ダミー航空機が飛んできたときに対空砲で消すことができる。対空砲がいない場合は戦闘機で撃ち落とすしかないわけだが、消してもまたやってくるダミー航空機のために戦闘機を使っていたら、きりがない。

 ダミー航空機は放置するという手もあるが、これは本物かダミーかを見分けられるプレイヤーでないと不可能な高等技術だ。

 それ以外では特に思いつかない。戦闘機が守り切れない地域に対空砲を設置しても、敵航空機に破壊されて終わり。また、戦闘エリアと関係のない場所に対空砲を設置しても意味はない。

 対空砲は基本的に前線の森に設置し、それを強化するのであれば重要拠点に大量に設置する。それ以外は味方の飛行場周辺に少数のみ設置する。

 これが対空砲設置の基本となる。「戦力の集中」は対空砲にも当てはまるというわけだ。