R.U.S.E.研究室

謀略の組み合わせ

 R.U.S.E.では謀略(R.U.S.E.)の使い方が重要となってくる。謀略の使い方はかなり重要で、特に序盤で選択を誤ると致命的な状況になることも多い。ここでは序盤での謀略の組み合わせについて考えてみる。

基本はカモフラージュ

 戦いが始まって敵の司令部を見てみれば、どのような戦術をとってくるか予測することができる。補給基地の数や工兵の向かう方向、数により速攻をかけてくるか持久戦を狙っているか判断できるし、施設が設置されれば空軍を中心にするのか、歩兵を中心にするか、戦車を中心にするのかもわかる。

 カモフラージュをかけなければ、動きが敵にバレバレなのだ。特別な事情がある場合を除き、早いうちにカモフラージュをかけるようにしておこう。

 戦術以外の効果としては、工兵を潰されるのを防ぐ効果がある。工兵トラックは戦闘機に簡単に破壊されてしまうので、敵が航空機を出してきた場合は必ずカモフラージュをかけるようにしよう。

 司令部周辺に施設を設置する予定ならば、開始後すぐにカモフラージュをかけたほうがよい。司令部から出てくる工兵の数と方向を確認するだけでも、敵に重要な情報を与えてしまうことになるからだ。

 司令部から離れた場所に生産拠点を築くのならば、その場所にカモフラージュをかけることになるだろう。

警戒するならば暗号解読

 大抵のプレイヤーは自陣にカモフラージュをかける。こうなると偵察ユニットを送り込まない限り、敵の動きはわからない。

 敵の序盤の戦術が気になるならば、暗号解読をかけるとよい。施設をどこに設置するかが確認できる。補給地点に矢印が向かっていれば補給拠点であり、司令部近くや後方ならば飛行場であると判断できる。最初から裏取りを狙ってくる相手の場合、これで簡単に察知できる。もっとも、敵がその後に指示を出して場所を変えることは多々あるので注意しよう。

 イタリア、ソ連、フランスなどは一気に前に基地を設置してくることも多く、その場合にはラッシュに備えなければならない。暗号解読をかけておけば早い段階で察知できる。

圧力をかけるダミー

 序盤のダミーは絶大な効果を持つ。ダミー航空機を出しておけば、敵の航空機の行動は制限されるし、対空砲の生産を誘うことも多い。戦車ダミーは対処が厄介で敵に余計な出費を強いることができる。

 日本やイギリスは航空機ダミーが使える。特に日本の零戦は序盤では敵がいないため、手前に出しておくだけで敵の航空機の動きを大幅に制限できるほか、敵司令部上空まで飛ばしてしまってもいい。対空砲の有無が確認できるうえ、敵は航空機を離陸させることを躊躇することだろう。空挺や爆撃機を投入すればそれだけで勝負がつくことも。

 イタリアのカルロM15、アメリカのシャーマン、フランスのB1 BISなどを中心に戦う場合、ダミー戦車が重宝する。単純な水増しでもいいし、裏側から回り込ませて嫌がらせをしてもいい。本物を少量混ぜておくと実にいやらしい。

 敵はダミー戦車だと思っても、本物が混ざっていたりする可能性があるため対策をしておかなければならい。裏側から大きく回り込んでくるダミー戦車は迷惑この上ない。

電撃戦

 重心で前方に基地を設置する場合などは、いかに早く基地を設置して拠点を築くかが重要になってくる。このような場合は電撃戦を使おう。補給基地から早く資源を回収したいときにも活用できる。

 まとめると、三種類の組み合わせが基本となる。

  • 1.カモフラージュネット+暗号解読
  • 2.カモフラージュネット+ダミー
  • 3.カモフラージュネット+電撃戦

カモフラージュをかけない場合

 カモフラージュをかけない場合としては、速攻があげられる。イタリアのカルロM15ラッシュソ連の歩兵ラッシュを使う場合だ。

 戦術が相手にバレていようと、位置がバレようと構わない、というときにはカモフラージュは必要ない。ラッシュ時には別の謀略が必要になるので、温存しておいた方がよいことも多い。

 カモフラージュや無線封鎖を前線にかけて工兵やユニットを隠しながら進むのは、偵察されたり暗号解読されたりすると無駄になるので、あまり有効とはいえない。