R.U.S.E.研究室

零戦ダミーで制空権

 日本の零戦はコストパフォーマンスに優れるが、高性能戦闘機が登場するとその優位性を失ってしまう。

 序盤こそ敵なしの強さを見せつけるが、すぐにその時間は終わる。後半まで制空権を維持し続けるには、ダミーを有効に使う必要がある。

序盤の零戦

 零戦は優れたユニットだ。研究不要で20ドル。序盤の戦闘機で零戦に対抗できるのは、ドイツのME109くらいしかいない。そのME109も零戦よりコストが高く、速度も劣る。実質的に零戦の相手になる戦闘機はいない。

 序盤では零戦は敵なしの状態なので、思う存分暴れ回っておきたい。といっても、零戦は戦闘機であり地上への攻撃力は大したものではない。工兵トラックを破壊できれば上出来だが、今や対策をしていないプレイヤーはいないだろう。

 対地攻撃のためには彗星連山を研究することも考えられるが、どちらもあまり実用的ではない。

 彗星は攻撃力が低く、偵察車や軽戦車を攻撃するのにはいいが、中戦車や重戦車が出てくると火力不足が明らかになってくる。

 連山は速度が極端に遅い。序盤に研究費50ドルは負担が大きいし、移動速度が低すぎて爆撃成功はあまり見込めないだろう。

 そこで、コストがあまりかからない義烈空挺隊を送り込み、零戦で少しずつ地上部隊を攻撃するのが無難なところだ。

中盤の零戦

 さて、敵が戦闘機を出してきた場合はどうするか。零戦に劣る戦闘機を出してきたのであれば、撃墜は簡単だ。せいぜい対空砲やダミー航空機に気をつけるだけでいい。

 敵が高性能戦闘機を出してくるとき、ここが日本空軍の正念場となる。零戦の数が十分であることはもちろんだが、ダミー航空機を惜しみなく投入しておく必要がある。彗星などを研究してなければ、ダミーはすべて零戦になるため本物とダミーの区別はつきにくい。

 そしてダミーを最大限活用して、零戦2機で敵の戦闘機に当たらせよう。高性能戦闘機が相手では、1対1で戦っては絶対に勝てない。

 当然、空戦エリアは敵陣の上空となる。対空砲の動きはよく見ておくこと。ダミーを消されてしまうし、空戦のときにも邪魔になる。生産されたらすぐに零戦で破壊してしまうとよい。

 大量の零戦とダミー零戦が必要となるが、敵の空軍を封じ込めることが出来れば十分に価値はある。

零戦の水増し

 とにかく制空権を維持するためには零戦を大量に生産することが大切だが、それよりもダミーで水増しすることが大切だ。ダミーを2回かけておけば、零戦ダミーの数は8機となる。もうひとつかければ12機だ。

 敵はダミーが混ざっていることはわかるが、ダミーがどのくらい混ざっているかはわからない。敵の航空機が登場したら複数の零戦で袋叩きにする。これで敵は航空機を生産する気力がなくなるだろう。

 もしも完全に制空権を確保できれば、しめたものだ。連山義烈空挺隊で攻撃することができる。彗星が弱いため、どうしても陸軍との連携が必要とはなるが、圧倒的に有利になるのは間違いない。

 日本で制空権を維持するなら、ダミーを大量に使うことが大切になる。そして有効に使うことが出来れば、終盤まで制空権は確保できる。イギリス空軍が相手でも恐れることはない。