R.U.S.E.研究室

ダミー戦車戦術

 アメリカ軍の戦車は強力である。

 地上では無敵といってもいい抜群の使い勝手を誇るスーパーパーシングはもちろん、中戦車のシャーマンは平均以上の性能を持っているし、軽戦車のスチュアートも使いやすい性能だ。パーシングも他国の重戦車に十分対抗できる性能を有している。

主力となるスーパーパーシング

 中でも突出した性能を誇るのが、スーパーパーシングだ。スーパーパーシングを揃えてしまえば、他国は重戦車ではまず太刀打ちできない。高い攻撃力、機動力、そして防御力を兼ね備え、コストは40ドル。性能を考えれば、かなり割安である。

 シャーマンも中戦車としては十分な性能を持っているが、敵が駆逐戦車や重戦車を繰り出してくると、戦局は一気に不利になる。序盤から中盤にかけては主力として使えるシャーマンだが、そこで勝敗を決めてしまわない限りは、結局のところパーシングやスーパーパーシングの登場を待つことになるだろう。

 シャーマンを研究して数を揃えて堂々と攻撃しようとすると、大抵は駆逐戦車か重戦車の返り討ちに遭ってしまう。結局のところシャーマンで決着をつけるのは難しく、パーシングスーパーパーシングの登場を待つことになるが、単純に重戦車を研究していたのでは敵の速攻で潰されることが多い。

 そこで重戦車の研究のためには、敵に速攻をさせない、あるいは速攻を返り討ちにする戦術が必要になってくる。

スーパーパーシングの登場まで

 さて、結局のところはスーパーパーシングを生産することになるのだから、シャーマンなどには費用をかけず、最初からさっさとスーパーパーシングを生産すればいいじゃないか。実際、R.U.S.E.初心者はそのような作戦をとることが多い。

 しかし、そう簡単にはいかないのがR.U.S.E.の面白いところ。スーパーパーシングの研究には、パーシングと合わせると100ドルもの大金が必要となる。さらに1両生産するたびに40ドルが必要だ。

 あまり資金のない序盤からパーシングスーパーパーシングの研究に取りかかれば、他のユニットはほとんど何も生産できなくなってしまう。この間に敵が軽戦車や中戦車、あるいは歩兵で攻めてきたらどうなるだろうか。

 さらに、重戦車の研究中はそちらが優先されるため、中戦車を生産することができない。極端な例を挙げれば、歩兵1ユニットが攻めてきただけでも、何もせずに敗北してしまう可能性もある。

 そこで、序盤から中盤では費用を抑えつつ戦い、どれだけ早くスーパーパーシングを登場させることができるか、ということが重要になる。

ダミーユニットの活用

 できれば軽戦車や中戦車は数多く生産した方がいい。序盤や中盤の戦局を有利にするだけではなく、スーパーパーシングを研究していることを敵に悟らせない効果があるからだ。

 極力コストをかけずにユニットを揃える。この目的を達成させるために最も有効な作戦が、ダミー戦車を使うことである。ダミー戦車は謀略をひとつ消費するが、資金を一切消費せずに大量のユニットを登場させることができる。

 装甲車両基地を設置したら、ダミーの戦車を出そう。するとスチュアートのダミーが登場する。スチュアートは移動速度が速く、補給拠点を荒らすような運用が有効だ。

 もちろんダミーだから実際には補給拠点に到着しても何もできないのだが、そのように動かすことで敵はスチュアートに対応せざるを得なくなる。本物を少し混ぜておけば、もうダミーなのか本物なのか判断することは困難になる。実に嫌らしい。

 ダミースチュアートが敵を翻弄している間に、シャーマンを研究しておこう。スチュアートは弱いから、敵にとっては脅威となることはない。少なくとも中戦車クラスで威嚇しなければならない。そこでシャーマンを登場させる。

 するとダミーはシャーマンに切り替わるので、どんどんダミーシャーマンを加えていこう。数を増やし、多方面に送り込もう。あるいは1か所に集結させて戦力の充実を待っているように見せてもいい。こうしておけば、敵は攻め込んでくることはできない。

 この間にパーシングを研究しておく。

パーシング&スーパーパーシングの完成

 こうしてスーパーパーシングが完成すれば、こっちのものである。

 敵は大量のシャーマンに対抗するため、中戦車に対抗できるユニットを量産しているはずだ。高速で移動する中戦車に対抗するためには、ある程度ユニットを揃えなければならない。つまり、攻撃力や防御力よりも、コストパフォーマンスに優れたユニットを生産せざるを得ない。

 コスト重視のユニットでは、スーパーパーシングを止めることはできない。

 このダミー戦車戦術を用いれば、アメリカは序盤から終盤まで戦いの主導権を握ることができ、余裕で勝利をつかむことができるというわけだ。

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