謀略(RUSE)
謀略(RUSE)はゲームの名前と同一なだけあり、とても重要な要素です。使い方によって敵を欺いたり、被害を減らしたりできます。
同じ地域には2種類の謀略のみかけることが可能で、重ね掛けもできます。
電撃戦
範囲内のユニット、工兵、補給トラックの速度が二倍になります。時間は2分間とあまり長くはないので、漫然と使ってしまわずに必要なときに使うようにしましょう。
- 工兵による基地設置を素早く行う
- 少しでも早く、補給物資を手に入れる
序盤の動きは非常に重要なので、選択肢として考えられます。
- 歩兵ラッシュ
- 中戦車ラッシュ
- 爆撃
狂気とセットで使いましょう。歩兵ラッシュの場合は電撃戦を優先したほうがよいことが多くなります。
- 航空機の離着陸を急がせる
航空機をフル稼働させて戦う場合には、このような使い方もあります。
狂気
ユニットが「!」状態にならなくなります。特に陸軍においては「!」状態になると攻撃を中断してしまうため、戦いは大きく不利になります。戦闘時には必須の謀略となるので、常に使えるように備えておきましょう。
時間は1分間と短いものの、謀略「恐怖」を打ち消します。
- 歩兵ラッシュ
- 中戦車ラッシュ
- 戦車戦
- 強行爆撃
- 謀略「恐怖」を受けたとき
敵の対空砲が存在していても、狂気をかけて強行爆撃してしまうという作戦もあります。
恐怖
敵のユニットを「!」状態になりやすくします。効果は2分間ですが、謀略「狂気」を使われると無駄になってしまうため、使う場面はかなり限られてきます。
- 交戦中の地域に敵が謀略「狂気」をかけられないとき
R.U.S.E.では、同じ地域に同時には二つまでの謀略しか使えません。たとえば敵が謀略「カモフラージュ」と「無線封鎖」をかけている場合は、どちらかの効果が切れるまではそれ以外の謀略を使うことができない状態になっています。
このような限定された状況で謀略「狂気」と「恐怖」をかけることができれば、一方的に攻撃することができるでしょう。
ダミー基地
ダミーの基地を設置します。位置を指定することはできますが、ひとつしか設置できません。謀略「カモフラージュ」をかけると敵からは見えなくなります。効果は6分間続きます。
- 司令部上空に敵の偵察機と戦闘機が待機しており、追い払う手段がなく、工兵を出すと戦闘機に破壊されてしまいそうなとき
- 開幕でダミー飛行場を設置し、空軍主体で戦うように見せかける
いちおうこのような使い方ができますが、どちらもあまり効果があるとはいえないので、別の謀略を使ったほうがよいでしょう。
ダミー戦車・航空機
5分間、ダミーのユニットを生産します。個別に指示を与えることができるので、邪魔にならないエリアに謀略をかけ、指示するようにしましょう。
- 戦力の水増し
- おとり
- 偽装裏取り
日本などはダミーの零戦を浮かべているだけで、敵はなかなか航空機を出すことができなくなります。ダミー戦車を迂回させて進軍させれば、敵は対処せざるを得なくなります。これは、たとえ「たぶんダミーだろう」と思っていても、対処せざるを得ません。
- ダミー航空機を送り込んで対空砲の位置確認&攻撃
- ダミー戦車を送り込んで対戦車砲の位置確認&攻撃
対空砲は航空機を射程に収めると勝手に攻撃します。攻撃をしているときの対空砲は、森に隠れていても姿を現します。ダミー航空機を送り込んで、姿を現した対空砲を大砲等で破壊してしまうとよいでしょう。
使い道が多く、積極的に使っていける謀略といえます。
スパイ
1分間、範囲内のコイン状態の敵を識別します。森や街に隠れたユニットのほか、謀略「カモフラージュ」や「無線封鎖」のかかった敵ユニットも見ることはできません。
- 偵察ユニットを使わずに敵を識別したいとき
- 戦車戦で偵察ユニットがいないとき
- 戦闘爆撃機および爆撃機で攻撃するとき
空軍を主体にするときは頻繁に使用することになります。というのも、コイン状態の敵に攻撃ができるのは大砲系だけであり、特に空軍は偵察機がいなければまったく攻撃できないという状況が珍しくありません。
強行爆撃を行う場合も、カモフラージュで施設を隠されてしまっても陸上に識別したユニットがあれば、そこを目印に爆撃することができます。タイミングが重要で偵察機が間に合わないことがあるため、あらかじめスパイをかけておくのがよいでしょう。
暗号解読
敵の命令を確認できます。5分間有効です。基地の設置予定場所などが確認でき、謀略「カモフラージュ」をかけられても問題なく確認できます。
- 開幕ラッシュ対策
- 敵基地の位置を確認
- 飛行場の有無を確認
- 補給基地の設置状況の確認
ソ連やイタリアが前方に基地を送り込んできていれば、ラッシュを予測できます。敵が飛行場を設置するかどうかで、出すべき基地やユニットを判断できます。補給基地がどこに設置されたか判明すれば、空挺部隊・爆撃機・軽戦車などによる襲撃を狙うことができます。
また、補給基地をいくつ設置したかによって、敵が速攻を仕掛けてくるか、じっくりと戦うつもりか、対ラッシュ対策をしているかどうかなどが判断できるでしょう。攻撃にも防衛にも役に立ちます。
無線封鎖
ユニットを隠します。5分間有効です。施設と工兵、バンカーは隠せません。
奇襲や裏取りに使いたくなりますが、敵が偵察ユニットを出していると無駄になるので、あまりおすすめはできません。
戦力を隠しておくために使う方が有効です。たとえば大量の駆逐戦車を隠しておき、敵の中戦車軍団を誘い込んで一気に殲滅する作戦などがとれます。
なお、5分間は意外と長く、別の謀略をかけたくなっても無線封鎖が邪魔となってかけられないことがあります。戦闘の行われそうな場所には、あまり気軽にかけるようなことは避けましょう。
カモフラージュ
施設、補給基地、工兵、バンカーを隠します。4分間有効です。すべての謀略の中でも、最も重要であり基本である謀略です。何か作戦がある場合を除き、司令部周辺にはカモフラージュを絶やさないようにしましょう。
施設を隠すことにより、敵に偵察されていない状態の施設を砲撃や爆撃から守ります。特に終盤は双方に大砲が揃ってくるため、カモフラージュをかけたいときに謀略がなくなっていたり、別の謀略をかけてしまっているためにカモフラージュがかけられない、というようなことがないようにしましょう。
また、砲撃等の心配がないときでも、設置された基地の種類と位置は敵に多くの情報を与えてしまいます。作戦を考えるとき、敵が飛行場を設置しているかどうか、対空砲があるかどうか、対戦車基地があるかどうか、というようなことは貴重な情報となります。
偽情報
敵から見えるコインの大きさを入れ替えます。6分間有効です。
使い道は、特に思いつきません。たとえば歩兵を大量に生産して偽情報をかければ戦車が大量にいるように見えるかもしれませんが、偵察すればすぐにわかるほか、スパイをかけられても意味がなくなります。
なにより、兵舎から戦車が生産されるはずがありませんし、生産速度も異様に速く、移動速度は遅いのであまりに不自然です。役に立たない謀略です。