R.U.S.E.研究室

安定の47mm対戦車砲

 序盤のフランス陸軍は強力であるが故に、対策を取られやすい。フランスのユニットは全体的に移動速度が低く、奇襲をかけるような戦い方には適していない。

 そこで、相手がどのようなユニットを繰り出してきても安定して戦えるユニット構成が必要になる。

フランスの序盤主力ユニット

 フランス軍の主力となるのは、B1 BISやSAU 40、そして75MMカノン砲あたりだろう。いずれも敵の生産基地に打撃を与えられるユニットだ。

 B1 BISは高い防御力とコストの安さが特徴で、中途半端な性能の中戦車や対戦車砲が相手であれば、ごり押しで撃破してしまうことが可能だ。歩兵にも強く、とりあえず前に出しておけば安心できる。

 SAU 40は戦車としてだけでなく、突撃砲を有している。これは対戦車砲やバンカーに有効だ。SAU 40は機銃を装備していないため、歩兵にはあまり強くない。戦車には相応の攻撃力を持っているから単独でも運用可能ではあるが、突撃砲を活かすためにはやや後方から戦闘に参加させた方がよいだろう。

 SAU 40の代わりに75MMカノン砲を使うことも選択肢に入る。75MMカノン砲は研究不要で10ドルなので気軽に生産できる。大砲・対空基地からは対空砲キャメルが生産できるため、基地も無駄になることはない。

予想される対抗ユニット

 これらの主力ユニットを組み合わせて戦うということは、B1 BISで敵の進出を阻み、SAU 40や75MMカノン砲で敵に打撃を与えるという戦闘スタイルになる。いずれも射程は短いが、局地戦には最適のユニットたちだ。

 対抗手段として避けたいものが、歩兵や対戦車砲、大砲といった非装甲ユニット。SAU 40や75MMカノン砲の砲撃を受けて、たちまちやられてしまうだろう。無理に突っ込ませても、B1 BISが待ち構えている。

 戦車が強力なフランスに対して対戦車砲が使えないのは苦しい。

 となると使えるのは、駆逐戦車か戦車しかない。装甲を持ち、遠距離から攻撃できる駆逐戦車はフランスを相手にしたときには抜群の存在感を示す。

 戦車が強力なフランスに対してはさほど有効とも思えないが、中戦車を量産するのも手段のひとつ。フランスが75MMカノン砲を多めに生産しているなら、戦車同士の戦いでも勝利できる。

高性能対戦車砲AT 47MM

 というわけで、フランスにとっては敵の駆逐戦車が厄介な相手となる。駆逐戦車は非装甲ユニットや生産基地には攻撃できないため、簡単に攻め込まれる心配はない。

 だが、序盤が有利なフランスならば、序盤で敵に打撃を与えておきたいところ。そこでAT 47MMが有力な選択肢となる。

 フランスの高性能対戦車砲AT 47MMは、他国と異なり研究が必要ない。対戦車基地を設置するだけで生産できる。しかもコストは10ドル。破格である。

 これだけ安く簡単に生産できるのだから、使わない手はない。本来対戦車砲は森に配置して待ち伏せ攻撃を狙うものだが、もっと積極的に戦いに参加させよう。射程500mは序盤では圧倒的だ。敵の中戦車や駆逐戦車を簡単に後退させることができる。

フランスの注意点

 ただし、フランスが得意なのは狭いエリアの争奪戦のみ。

 敵が直接対決を避けてきた場合、これら射程の短いユニットは活躍機会が乏しくなり、遠方から砲撃を受けたり航空機による襲撃を受けると手も足も出なくなってしまう。このような状況に陥ることは避けなければならない。

 当然、漫然と対戦車基地を設置してAT 47MMを生産すればいいというものではないので、敵の動きをよく観察してから生産ユニットを決めていこう。