R.U.S.E.研究室

ソ連対策

 異常な生産速度の親衛隊と、全体的に割安な基地・ユニットが多い国家。個々の性能は大したことないのに、決して弱くないのが特徴。

序盤

 ソ連に欠かせない基地が兵舎である。親衛隊ラッシュはもちろんのこと、偵察車BA-11を生産するのに必須であり、兵舎のコストは10ドルと格安なので兵舎を建てないソ連はいない。むしろ複数の工兵を送り込むのが一般的。

 兵舎の数を増やして多方向から歩兵で攻めるのが一般的な戦術だが、対戦車基地や大砲・対空基地、状況によっては装甲車両基地と組み合わせてくることが多い。

 序盤であれば数の優位を生かして空軍を出してくる場合もある。

親衛隊対策

 いずれにせよ最も怖いのは親衛隊ラッシュ。生産速度が尋常ではない。ソ連がひとたび本気になれば、あっというまに親衛隊のコインが積み上がっていく。

 加えて注意したいのが、多方向に派遣された工兵である。ソ連が正面からのみ攻撃してくることは、むしろ少ない。大抵は裏取りに近い攻撃を仕掛けてくる。歩兵は森に隠れることができるので、しっかりと偵察しておかないと思わぬ奇襲を受けることがある。

 歩兵に対しては軽戦車を生産して対抗することが重要だ。地形を選んで生産数を見極め、親衛隊の攻撃に備える。射程で勝っているので、理論上は親衛隊に勝てる。

 とにかく警戒を怠らず、歩兵をできるだけ少ないコストで防ぎ、反撃の手口となるユニット生産を急ぐことが重要だ。

対空砲

 ソ連は空軍こそ弱いが、わずか20ドルの大砲・対空基地と安価な対空砲は数が揃えやすいのでなかなか強力である。またユニットのコストが安いため、戦闘爆撃機で攻撃したりすると赤字になることが少なくない。

 厄介な歩兵を爆撃機で一掃したくても、対空砲が並んでいると手が出せない。

 安易に大砲に移行するのも難しいところ。なにしろ親衛隊を大量に送り込まれれば、大砲の攻撃力では殲滅が間に合わないことが多いからだ。特に森が多いマップや狭いマップでは、親衛隊があっというまに進出してきて対処不能になることがある。

 ソ連には自走対空砲もある。森が少ないマップでもそれなりの対空能力があるので注意したい。

中盤以降

 ソ連に対して不利にならない程度の戦いができていれば上出来だ。ソ連にはIS-2SU-100シュトルモヴィク、プーシュカといったユニットがいるため、序盤をしのげば勝利が近づくイタリアのようにはいかない。

 それでもこれらのユニットは必ず欠点を持っている。IS-2は射程が短く攻撃力が低いため、重戦車同士の戦いでは不利になる。SU-100は性能面では強そうだが、しょせんは駆逐戦車なので怖くない。シュトルモヴィクは対空能力が皆無であるためソ連が制空権を握るのは至難の業だ。プーシュカには装甲がない。

 さらに、意外にもソ連は歩兵に対処するユニットがほとんどいない。歩兵ラッシュによる逆襲も狙えるのである。ただし親衛隊がいるので、状況を見極めなければならない。