R.U.S.E.研究室

日本対策

 日本は序盤から零戦によって空の戦いでは圧倒的な強さを持ち、陸では戦車や航空機に強い八八式7.5cm野戦高射砲、敵の非装甲ユニットや基地をつぶせる三五式7.5cm野戦高射砲クセ、そして最強の駆逐戦車ホリを擁する。

 一見すると弱点がなくどのような攻撃にも対処できるように思えるが、いくつか対抗策はある。考えてみよう。

零戦対策

 序盤から飛び回って猛威をふるう零戦。速度も速く、航空機はもちろんだが対空砲を設置しても追い払いにくい。さらにダミー航空機を混ぜられると手がつけられない。

 基本的には、相手にしないことが有効となる。零戦はあくまで戦闘機であり、航空機を撃ち落とすために存在する。そこで、航空機を出さなければいい。

 工兵トラックはカモフラージュを使い、あまり遠くに出さないことで守れるし、陸上ユニットは装甲のあるユニットを生産すれば零戦は手出しができない。零戦がやることがなくなって歩兵あたりに機銃掃射している間に前にどんどんユニットを送り込み、領土を広げてしまおう。

 日本の彗星連山は研究が必要であるため、序盤は装甲ユニットを生産しておけば被害はあまり出ない。義烈空挺隊も偵察ユニットなので、次が続かなければさほど脅威ではない。

 ただし、航空機を一切出さないのは危険である。特に連山を投入されると基地を破壊されて致命傷になりかねない。日本の空軍をうまくあしらって被害を最小限にとどめつつ、地上を確保してしまおう。

序盤の日本陸軍

 序盤に日本陸軍の主力となるのは、八八式7.5cm野戦高射砲三五式7.5cm野戦高射砲。すなわち安価88高射砲と10ドル大砲である。

 このバランスは抜群で、88高射砲は戦車に非常に強く、10ドル大砲は数が揃えやすく歩兵や対戦車砲は潰されてしまう。さらに、どちらも大砲・対空基地から生産できる上、撃破されても安価なのであまり痛くない。

 どちらも移動が遅いので守りにしか使えない印象があるが、88高射砲をゆっくりと前進させくろがねで生産基地を補足し、10ドル大砲で焼き払ってしまうという非常に強力な攻撃力を持つ。

 ここで攻めあぐねていると、日本は10ドル大砲をクセに移行し、ホリを生産して万全の態勢を取ってくる。こうなると勝ち目は薄い。

対策

 日本を攻めるときに中心にしたいのが、突撃砲である。射程が長いため88高射砲には攻撃されず、10ドル大砲には一方的に勝つことができる。序盤の日本は非装甲ユニットが多いため、突撃砲だけでも相当優位に立つことができる。

 そして重歩兵。日本には重歩兵が存在しない。そのため重歩兵ラッシュに対しては、ハ号を量産して防ぐしかない。しかしながら、そのためには装甲車両基地が必要となる。日本は全体的に戦車が弱いため、装甲車両基地を設置していないことが多い。日本と戦うときは、重歩兵が突破口になることが多いだろう。

 また、ハ号は装甲がない。突撃砲と連携させれば有利に戦闘を進められる。

ホリとオイ車

 ホリは強力だが、移動が遅いことを考慮しておく。そして、あくまで駆逐戦車だということも。日本は戦車が弱いので、ホリの護衛に適したユニットがあまりいない。ここでも重歩兵が強さを発揮する。対戦車砲を送ってやってもかなり嫌がられる。

 オイ車が登場したら、戦闘爆撃機で徹底的に狙ってやるとよい。後半の日本空軍はさほど強くなく、オイ車を出しているようならば空軍を充実させる余裕はないはずだ。

 また、日本の自走対空砲タセはなかなか強力だが、やはり装甲車両基地からの生産となり研究も必要となるため手が回らないことが多い。高性能戦闘機ならば零戦を圧倒することもできる。選択肢に入れておこう。

 ホリオイ車を揃えられてしまうと陸では勝てない。これにタセを加えられるようならば、日本にそれだけの余裕を与えてしまったそれまでの戦い方に問題があると考えるべきだろう。