チャールズ・ウェザビー
アメリカ軍の将軍。戦地に赴任するまではそれなりの評価を受けていたようだが、軍事的な才能はお世辞にもあるとはいえず、肝心なところで最前線にいたため不幸な目に遭うことになる。
最初にシェリダンを出世させた人物であるが、その言動からシェリダンからもキャンベルからも嫌われている。当初はケイトに目を付けられていて上機嫌だったが、出世の見込みはないと判断されてあっさり捨てられた哀れな男。
北アフリカ・イタリア戦線
カセリーヌ峠をシェリダンが死守すると、アメリカ軍は反攻に転じた。ウェザビーは主力部隊を指揮してドイツ軍と戦ったが、不利な地形を無理に進軍しようとしたため、大損害を出した。
しかしシェリダンが陣地を攻略しドイツ軍主力部隊を撤退させることに成功、ウェザビーは目標であった北アフリカの制圧を完了した。
イタリア戦線ではドイツ軍の防衛戦を突破するため、大胆な上陸作戦を立案。シェリダンを囮にして全軍で上陸を仕掛けたが、ドイツ軍の強固な反撃に遭って進軍もままならず、多くの損害を出した。
囮だったシェリダンはイタリア軍を撃破し、敵陣深くまで進軍。シェリダンの爆撃部隊の援護を受けたウェザビーは、ドイツ軍の防衛戦突破に成功した。
フランス戦線・オランダ戦線
ノルマンディー上陸作戦でウェザビーはオマハ・ビーチへの上陸を指揮した。
部隊はドイツ軍の強硬な抵抗に遭い、進軍は予定よりも大幅に遅れ、目標であったカランタンの攻略は難航した。苦戦するウェザビーは艦砲射撃や航空支援を繰り返し叫んでいる。
このフランスでの戦いはあまりにもひどかったらしく、以降ウェザビーには重要な作戦が任されることはなくなった。
マーケット・ガーデン作戦ではモントゴメリーの作戦を露骨に褒めて名誉挽回を狙ったが、相手にされずイギリスで待機となった。マーケット・ガーデン作戦の主力部隊を指揮したのはシェリダンだったが、結局作戦は失敗に終わっている。
オマハ・ビーチに上陸するアメリカ軍
ベルギー戦線
ウェザビーの最後の登場はラインの守りである。偶然にもシェリダンの近くで部隊を指揮していたが、ドイツのスコルツェニー特殊部隊の襲撃に遭ってあっさりと降伏してしまった。この降伏にはシェリダンもキャンベルも唖然としていたようだ。
その後、彼がストーリーで登場することはない。
階級は不明だが、将軍と呼ばれているので准将から大将のいずれかだろう。
モンテ・カッシーノの戦いではシェリダンに向かって命令口調の無線が入るが、ラインの守りでは終始無言だった。ということは、ラインの守りの時点でシェリダンと階級が逆転していた可能性が高い。シェリダンはモンテ・カッシーノの戦いで准将、ラインの守りで中将だったので、ウェザビーは少将くらいだったと考えられる。