R.U.S.E.研究室

カルロM15ラッシュ その2

 カルロM15のすばらしさと、ラッシュの方法はカルロM15ラッシュで語った。今回はその続き。

ダミーとカルロM15

 カルロM15はコスト、性能ともに抜群だが、実はさらに強力になるものがある。それが謀略ダミーだ。カルロM15を研究してダミー戦車を発動すると、ほぼ必ずカルロM15のダミーが生産される。

 ダミーカルロの任務は、本物のふりをすることではない。もちろん、本来のダミーの使い方のように別のルートから進撃させたり、本物に混ぜて水増ししてもいいのだが、ダミーカルロの一番の目的は、本物の盾となることなのだ。

 本物のカルロM15の前方に配置して一緒に進撃させることで、敵の攻撃を代わりに受けさせることができる。これでカルロM15の射程の短さは、カバーできる。

狂気とカルロM15

 謀略狂気のかかったカルロM15は恐ろしい。装甲2は中戦車の中では低いとはいえ、序盤から中盤では一撃で撃破されることはまずない。これに狂気をかけてしまえば、ひるむことなく前進する。

 カルロM15の場合、なんといっても数が多いから、狂気の恩恵にあずかるユニット数が多い。とても効率がよい。

 バンカーや対戦車砲といった強力なユニットが相手でも、あっさり接近して撃破できることも少なくない。

対戦車砲とカルロM15

 対戦車砲は戦車を倒すためのユニットであるから、戦車に対する攻撃力は高い。いくら

カルロM15とはいえ、対戦車砲を揃えられると厳しいのではないか。

 と、思いがち。しかしカルロM15は対戦車砲くらいでは止められない。高性能対戦車砲となれば話は別だが、ただの対戦車砲くらいなら強引に突破できる。

 対戦車砲の攻撃を食らっても、カルロM15は一撃でやられることはない。そこで数を揃え、謀略狂気をかけてやれば、割と簡単に突破できてしまう。ダミー戦車と組み合わせるとさらに強力だ。

迂回攻撃

 快速のカルロM15は、何も正面から攻撃をかける必要はない。迂回していくこともできるし、戦力を分けて戦うことも悪くない。

 移動速度がとんでもなく速いカルロM15は、敵の守りや動きを見て柔軟に進撃コースを決めることができる。さらには、敵のユニットを誘導して隙を作り出し、そこを一点突破するような戦術も可能となる。

補給基地を減らす

 カルロM15ラッシュをするときは、補給基地は少なめにすることが多い。1個や2個がいいところだろう。カルロM15は初期資金でもそこそこ数が揃えられるし、ダミーで水増しもできる。

 それにカルロM15が最も活躍できる状況は、敵にまだユニットが揃っていない序盤なのだ。何度かやっていれば、動きが定まっていくことだろう。

カルロM15から次の手

 さて、カルロM15ラッシュがいくら優秀といっても、相手がばっちり対策してきた場合には攻めきれない。たとえば大量の駆逐戦車投入、森に大量の対戦車砲を潜ませるなど。特に地形が狭く迂回路がないようなマップでは、そこをがっちりと防衛されると手が出せない。

 あるいはいちおう突破が成功したとしても、その先で敵の抵抗に遭って先遣隊が壊滅状態になることも少なくない。

 そこで、カルロM15ラッシュを有効に使って戦況を有利にしつつ、次の手を講じておくことが重要になる。

 カルロM15ラッシュで決着をつけられる見込みが低いのならば、無理に突撃して被害を大きくすることはない。補給基地を増やしたり、より強力なユニットを研究したりしていきたい。

 ダミーを活用しよう。ダミーユニットの比率を高め、敵拠点の前まで進んだらそこで止めておく。このとき、できるだけ攻撃中止の意図を悟られないようにしよう。つまり、攻撃しても攻め切れそうにないので、より守りの薄いところを探しつつ、戦力の増強を図っているように見せ、ユニット(ダミーでもよい)を増やしていく。

 敵はカルロM15に対抗できるだけの戦力を置かなくてはならないので、研究や生産の行動を制限することができる。

 イタリアは序盤にどれだけ有利な状況に持ち込めるかで、その後の展開が大きく変わってくる。とにかくカルロM15で荒らし回り、常に主導権を握って戦えるようにしたいところだ。