R.U.S.E.研究室

プロトタイプ戦車カルロP26

 イタリアのプロタイプ戦車カルロP26は、他国のプロトタイプ戦車とは全く異なる性格を持っている。マウスFCM F1のような鈍重の重戦車ではない。

重戦車以下の性能と価格

 性能面では、マウスFCM F1はもちろん、装甲車両基地から生産できる重戦車にも劣る。比較すると一目瞭然。

ユニット名 生産費 射程 攻撃 装甲 速度
カルロP26 25 400 300 4 39
パーシング 40 500 400 4 34
IS-2 35 450 350 5 30

 射程と攻撃力に劣るが、速度は十分。そして注目すべきは生産費。主力戦車にしては破格の25ドルだ。

 さらに、この表には現れない特徴として、生産時間の早さがある。プロトタイプ重戦車としては異例の10秒。パーシングIS-2の生産速度は20秒だから、カルロP26の生産速度は圧倒的に早い。

 もちろん生産基地がパーシングIS-2は装甲車両基地であるのに対して、カルロP26はプロトタイプ基地であるから、必ずしも生産しやすいとは言いがたい。

M15コントラエーレオとブレダ 90/53の存在

 しかし、イタリアのプロタイプ基地には優れたユニットが揃っている。M15コントラエーレオブレダ 90/53だ。

 そもそもイタリアは対空砲が15ドルと、他国よりも高価で生産性に劣っている。M15コントラエーレオは安価でありながら、ヴィルベルヴィントスキンクと並んでR.U.S.E.で最高の対空性能を持っている。

 ヴィルベルヴィントが35ドル、スキンクは45ドルであるのに対して、M15コントラエーレオは25ドル。使いやすさは段違いだ。その分装甲は薄めだが、強力な戦闘爆撃機に狙われれば撃破されてしまう点は同じだ。

 そしてブレダ 90/53の存在。研究不要で長射程・高威力。これは射程や攻撃力に不安があるカルロP26をサポートするのに最も適したユニットだ。

カルロM15の後継

 カルロP26は生産性に優れ、快速であるため他国の戦車と対峙してもそう劣ることはない。数さえ揃えれば、十分に勝てる。そう、カルロM15と同じだ。

 イタリアは序盤のカルロM15で優位に戦いを勧めることができるが、後半においてもカルロP26に移行することで、ほとんど変わらない形で攻撃を続けることができる。対戦車砲は怖いが、そこの対策はカルロM15と同じ。

 また、装甲4はかなり頑丈だ。カルロM15を主力にしているとき以上に、より強力に攻撃することができる。

 M15コントラエーレオブレダ 90/53の参加によって、さらに攻撃の幅が増すと言えるだろう。イタリアのプロトタイプ基地はすべての国の中でも、使いやすいユニットが揃っている。設置する価値はあるだろう。