R.U.S.E.研究室

カルロM15ラッシュ

 イタリア軍の攻撃の要となるのは、カルロM15。一見するとただの中戦車だが、実はカルロM15は他の中戦車は比較にならないほど強力なユニット。

 イタリアを相手にする場合は、何を置いてもこのカルロM15ラッシュの対策をしなければならない。R.U.S.E.でも最もシンプルなが強力なラッシュである。

カルロM15のコスト

 まずはカルロM15がいかに優れているか、他国の中戦車と比較してみる。

  ユニット 生産費 研究費 速度 装甲 射程 対装甲
イタリア カルロM15 15 25 47 2 300 200
アメリカ シャーマン 20 25 35 3 300 200
日本 チヌ 20 - 35 2 300 200
フランス B1 BIS 20 - 24 4 300 200
ドイツ IV号戦車 25 25 35 3 350 250
ソ連 T-34 20 50 30 3 350 250
イギリス A27クロムウェル 25 50 43 3 300 200

 まず最大の特徴は、生産コストが15ドルと、他の中戦車よりも安いことがある。たったの5ドルじゃないか、と思うことなかれ。中戦車は大量生産することが基本となるので、たった5ドルが大きな差になる。

 試算してみよう。装甲車両基地を2つ設置して、研究、10両の中戦車を生産するとする。各国の中戦車を10両生産するのにいくらかかるか。

  ユニット 基地コスト 研究費 生産費 合計
イタリア カルロM15 20×2 25 15×10 215
フランス B1 BIS 25×2 0 20×10 250
日本 チヌ 35×2 0 20×10 270
アメリカ シャーマン 30×2 25 20×10 285
ソ連 T-34 30×2 50 20×10 310
ドイツ IV号戦車 30×2 25 25×10 335
イギリス A27クロムウェル 30×2 50 25×10 360

 その差は歴然としている。カルロM15は、各国の中戦車の中でも、ダントツに安いのだ。逆に、資金があるとき、中戦車を何両生産できるか計算してみる。条件は上の表と同様に、装甲車両基地を2つ設置するものとする。

  ユニット 200ドル 300ドル 400ドル 500ドル
イタリア カルロM15 9 15 22 29
フランス B1 BIS 7 12 17 22
日本 チヌ 6 11 16 21
アメリカ シャーマン 5 10 15 20
ソ連 T-34 4 9 14 19
ドイツ IV号戦車 4 8 12 16
イギリス A27クロムウェル 3 7 11 15

 結果には大きな差ができた。T-34IV号戦車カルロM15よりも性能は高いが、ほぼ半分の戦力で、はたして勝てるだろうか。いや、勝てない。

カルロM15のスピード

 コスト面ではカルロM15がダントツで有利だということはわかった。次に他の性能を見てみよう。次に注目するのは移動速度だ。

  ユニット 移動速度 比較
イタリア カルロM15 47 陸上で最速
イギリス A27クロムウェル 43 -
アメリカ シャーマン 35 -
ドイツ IV号戦車 35 -
日本 チヌ 35 -
ソ連 T-34 30 -
フランス B1 BIS 24 歩兵並み

 こちらもカルロM15がダントツの性能だ。他の中戦車は追いつけない。中戦車が追いつけないどころか、移動速度47kmは陸上最速のユニットであり、そもそも追いつけるユニットは存在しない。

 電撃戦をかければ移動速度は2倍になるわけだから、なんとカルロM15は94kmという驚異的なスピードを誇ることになる。高速道路も走れる。

カルロM15ラッシュの手順

 さて、そんなすばらしい性能を持ったカルロM15。中戦車は何にでも攻撃できる使い勝手のいいユニットだ。このカルロM15を大量生産して敵を飲み込んでしまう作戦が、カルロM15ラッシュということになる。

 基本的な手順はこうなる。まず、装甲車両基地を2つ設置する。これは生産速度を上げるため。一つ目は司令部の近くに設置し、カルロM15の研究を始める。カルロM15に限らず、イタリアのユニットは研究時間が長い。すぐに研究をしておかないと、生産までに時間がかかってしまう。

 二つ目の装甲車両基地は敵の近くに設置する。カルロM15の移動速度は速いが、基地をより敵の近くに設置したほうが戦いやすい。このとき、工兵トラックを潰されないように注意すること。

 設置できたら、カルロM15をひたすら生産して敵を攻撃する。敵の対策が甘ければ、細かいことは考えなくても簡単に勝てる。

>>続きはこちら「カルロM15ラッシュ(その2)」