R.U.S.E.研究室

バンカーで押し込め

 通常、バンカーは攻めてくる敵から防衛するために設置するもの。しかし、別にバンカーを攻めに使ってはいけないという決まりはない。

優秀なふたつのバンカー

 フランスには優秀なバンカーがふたつもある。

 要塞化陣地は対戦車砲と対空砲、まずまずの耐久力を持つ。つまり陸にも空にも対応できる万能なバンカーで、コストは20ドルと格安。マジノバンカーは高い対地攻撃力と耐久力を持つ。どちらも他国に比べれば明らかに優れている。使わない手はない。

要塞化陣地

生産費 耐久力 装備 射程 対歩兵
攻撃力
対車両
攻撃力
対施設
攻撃力
対空
攻撃力
20 750 対戦車砲 500m - 400 - -
対空砲 550m 23 23 23 23

マジノバンカー

生産費 耐久力 装備 射程 対歩兵
攻撃力
対車両
攻撃力
対施設
攻撃力
対空
攻撃力
40 2000 対戦車砲 500m - 400 - -
対戦車砲 500m - 400 - -
火炎放射 300m 300 300 300 -

序盤に強いバンカー

 要塞化陣地もマジノバンカーも、序盤にこそ真価を発揮する。理由は次のとおり。

  • 生産基地を設置する必要がない
  • 射程500mの対戦車砲は希少
  • 射程が長く重装甲の戦車が登場しない
  • 大砲の数がまだ揃わない

 つまり、序盤ならば天敵がほとんど存在せず、設置してしまえば圧倒的に有利である。

バンカーで積極的に攻める

 具体的に戦術を考えていく。

 バンカーの他に設置が必須となるのは、装甲車両基地。何をするにも偵察車両は欠かせない。となると、他に生産するユニットは戦車にしたいところだ。戦車は他の兵種よりも攻撃に適しているから、まさに適任である。

 B1 BISは研究不要で生産でき、重装甲なのでバンカーや工兵を守るには最適だ。B1 BISを盾にしつつ、バンカーの対戦車砲で敵を射抜く。バンカーは耐久力があるとはいえ、意外に簡単に壊れてしまったりする。最前線に立つのはB1 BISのほうがいい。

 カモフラージュをかけつつ、工兵を前進させよう。敵の偵察車に注意しつつ、大胆に設置する。たとえば、敵の生産基地を射程内に収めるよう設置できれば、敵がユニットを生産する側から撃破することができる。そうなればその基地は無力化されたも同然になる。

 第二司令部を設置してさらに積極的に次のバンカーを送り込もう。次第に敵は目の前のバンカーに対処するのに必死で、何もできなくなってくる。こうなれば、あっという間に勝負が付くことだろう。

阻害要因は友軍が排除したい

 そうはいっても、そんなにうまくいくだろうか、と思うことだろう。まあ、もちろん、そううまくいくとは限らない。

 何より敵の偵察車、偵察機が問題となる。そこは友軍の動き次第。友軍がフランスの動きに連携して積極的にピンポイント攻撃をやってくれれば、成功率は格段に上がる。要塞化陣地には弱いながらも対空砲があるため、敵の戦闘機くらいは追い払うことができる