R.U.S.E.研究室

数字で見る連合国と枢軸国

 当時の各国の兵力・軍事費などの比較。

各国の人口・軍事費・国民総生産・兵力

  人口 国民総生産 軍事費 参戦時兵力
アメリカ 1億3200万人 173億ポンド 2億ポンド 540万人
ドイツ 7000万人 72億ポンド 12億ポンド 320万人
イギリス 4500万人 48億ポンド 4億ポンド 68万人
フランス 4100万人 17億ポンド 3億ポンド 90万人
イタリア 4300万人 21億ポンド 2億ポンド 190万人
ソ連 1億7000万人 86億ポンド 9億ポンド 900万人
日本 7200万人 18億ポンド 5億ポンド 170万人

 1939年~1940年の各国の人口等の数値。ドイツの軍事費はイギリスやフランスと変わらなかったが、ナチスが政権を獲得した1933年から増加し、1939年にはイギリスやフランスを大きく上回っている。アメリカもほとんど戦争に備えていなかった。

各国の工業生産力・資源

  世界の工業生産高に
占める割合
石油生産高
(万トン)
鉄鉱石生産高
(万トン)
アメリカ 28.7% 16,400 3,700
ドイツ 13.2% 50 400
イギリス 9.2% 500 1,000
フランス 4.5% 7 1,300
イタリア 2.9% 1 50
ソ連 17.6% 2,800 1,400
日本 3.8% 20 200

 こちらは工業生産力と資源の数値。アメリカとソ連の数値が目立つ。植民地をほとんど持たないドイツ、イタリア、日本は石油も鉄鉱石も不足していた。ドイツは鉄鉱石を求めてノルウェーへ、日本は石油を求めてオランダ領東インド(インドネシア)へと進出することになる。

大国アメリカの動き

 1940年にドイツ、イタリア、日本は三国同盟を締結した。この際にドイツは日本に対して、アメリカの戦争介入を抑止すること、日ソ関係改善のため仲介する用意があると表明している。

 さらにドイツは三国同盟にソ連を加えた四国条約の案を作成し、ユーラシア大陸連合を成立させる考えがあった。ソ連はこれに対してフィンランドからのドイツ軍即時撤退を主張し譲らなかったため、この案が実現することはなかった。

 一方、ヨーロッパで孤立無援となっていたイギリスは、アメリカの参戦を望んでいた。しかし、アメリカ国民はあまり乗り気ではなく、ルーズベルト大統領は「若者を戦争に送らない」を公約に当選していたのだった。

 そこでイギリスはアメリカにスパイを送り込み、ナチスの残虐行為を作り上げてメディアに提供した。さらに、ハリウッドでプロパガンダ映画を制作している。日本が真珠湾を攻撃したとき、イギリス首相チャーチルは「我々は戦争に勝った」と言って喜んだという。

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