R.U.S.E.研究室

零戦

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零式艦上戦闘機の解説

 零式艦上戦闘機(零戦、ゼロ戦)は日本軍の戦闘機です。日本軍最多となる10,430機が生産され、アメリカ軍からは「ゼロ」または「ジーク」と呼ばれました。

 零戦は小さい馬力で高い性能を実現するため機体は徹底的に軽量化され、重量は他国戦闘機の6割程度でした。

 優れた上昇力、運動性を持ち、さらに長大な航続距離、強力な武装によってアメリカ軍航空機を圧倒し、緒戦において無敵の活躍を見せました。1943年にはオーストラリア上空でスピットファイアと交戦し、勝利を収めています。

 アメリカ軍は零戦の鹵獲に成功すると弱点を研究し、格闘戦を挑まずに上空から急降下して攻撃し、そのまま離脱するという一撃離脱戦法によって対抗するようになりました。

 零戦は機体の設計上、性能の向上があまり見込めませんでした。しかし日本軍では新型戦闘機の開発が難航していたため、零戦は最後まで日本軍の主力戦闘機を務めました。

 なぜ「零式」なのかというと、制式採用された1940年は皇紀2600年に当たり、下二桁を用いるためです。この時代の日本軍兵器に「九七式」や「九九式」をよく見かけるのも、このためです。ちなみに皇紀元年は紀元前660年で、神武天皇が即位した年です。

零式艦上戦闘機の性能

速度 533km
航続距離 3,350km
武装 20mm機関銃×2
7.7mm機関銃×2
全幅 12m

R.U.S.E.での性能

生産
(秒)
研究
(秒)
速度 装備 歩兵
攻撃
車両
攻撃
施設
攻撃
対空
攻撃
20
(10)
- 720 機銃 75 75 - 31

R.U.S.E.での零戦

 日本軍の戦闘機として登場します。序盤では圧倒的な速度と攻撃力を持ち、研究不要でコストはわずか20ドルという、破格の扱いを受けています。

 零戦の存在があるため、序盤から中盤までは日本空軍に対抗できる国は存在しません。空軍が強力なイギリスも、スピットファイアが登場して数が揃うまでは零戦にはまったく歯が立たないでしょう。

 史実と同様、各国の高性能戦闘機が登場するとやや苦しい立場になるものの、速度は同じなので数で圧倒すれば必ずしも不利にはなりません。