R.U.S.E.研究室

オイ車

オイ車

大型戦車イ号(オイ車)の解説

 オイ車は日本軍が開発していた多砲塔重戦車です。

 前方に副砲塔を2基、中央に主砲塔を1基、後方には機銃塔を1基、配置する予定でした。1941年から開発が始まり、翌年には車体がほぼ完成したものの、試走中に故障。修理のめどが立たず、解体されたとされています。

 多砲塔戦車は日本に限らず、イギリス・フランス・ドイツ・ソ連でも研究されていました。しかし、多砲塔戦車には欠点がたくさんあります。

 まず大型化と重量増のため、装甲が薄くなり、速度が低下します。多くの砲塔を搭載するために主砲は小型化せざるを得ず、戦車戦では不利になります。また、乗員も増やさなければならず、整備も難しくなります。

 こうしたことから、量産化された多砲塔戦車はソ連のT-35重戦車だけでしたが、このロマンあふれる兵器は70年後のゲーム(R.U.S.E.)で見事に復活を果たしたのでした。

大型戦車イ号(オイ車)性能

速度 29km
装甲 150mm
主砲 九六式榴弾砲(口径149mm、砲身長3.52m)
副兵装 戦車砲×2
機銃×2
重量 150t

R.U.S.E.での性能

生産
(秒)
研究
(秒)
種類 装甲 速度 装備 射程
(m)
歩兵
攻撃
車両
攻撃
施設
攻撃
対空
攻撃
55
(40)
25
(50)
車両 4 28 対戦車砲 500 - 500 - -
ロケット 800 70 70 70 -
火炎放射 300 200 200 200 -

R.U.S.E.でのオイ車

 日本軍の超重戦車です。

 R.U.S.E.でも1,2を争う変態兵器で、ロケット砲と火炎放射器を搭載しています。オイ車は現実に存在した兵器ではありますが、史実とかけ離れた架空最終兵器に変身しています。

 接近する歩兵は火炎放射で焼き尽くし、遠方の敵や施設もロケットで焼き尽くします。ただし対戦車能力は平凡で、装甲4のため意外と戦車戦には強くありません。また、ロケットの射程は800m。かなり短いので注意が必要です。

 しかし優れた重戦車を持たない日本軍にとって、オイ車は欠かせない存在です。戦いが長期化すれば、高確率でその姿を目にすることでしょう。